下宿先の決め方提案
先日、面談の結果が出て、無事異動が確定しました。
ただ、異動先は県外で片道1時間半~2時間ほどかかるため、下宿する必要があるので、休みを使って現地へ下見をしてきました。
ITはなにかと転職が多くなりがちだと聞くので、わずかながらで参考になればと思います。
そんなわけで夜9時半ごろ仕事を終え、よなよなエクセルで現地視察のための資料を作成した。
なぜ3択まで絞れているかというと、3択しかなかったから。
※厳密には5択ですが、BとCの1階は考えていないので除外
というものの所属の派遣会社から家賃補助を受けるには会社所定の寮(一応正式には寮ではないため、両隣は会社に一切関係ない一般の方が住んでいることが多い)に住む必要があるので、択が少なくなってしまうのである。
そのため今回は「この中から選んで」と提示された3択で考えるが、特に縛りがなければいろんな択を用意しておくとよい。
以下では表中の行の詳細を書いていこうと思う。なお、今回用意しなかったが人によっては参考条件になると思われる項目についても記したいと思うので、表中にあるものを「○」、ないものを「・」を付記しておく。
○家賃(合計)
当然住むには家賃が必要であるが、家賃の他にも共益費や環境維持費等の名目で更に取られる。駐車場が必要な場合はこちらも入れるとよい(今回は入っています)
ちなみに家賃の目安は「手取りの3分の1と言われているが、3分の1と言っても手取り60万円の3分の1と手取り15万円の3分の1とでは残りの金額に雲泥の差がある。残金と相談して自分なりの目安を探すのがよいだろう。
また、入居時に鍵交換費(1~3万円)数年ごとに火災保険料が取られたりもするので、ある程度余力は必要。
・敷金・礼金
敷金は退去時に部屋を綺麗にする(原状回復)ために使用するお金を前もって渡すもの。礼金は家主さんにありがとうの気持ちを表したものです(マナー講師)
両方0の方がよいという考えの方もいるかもしれないが、敷金は部屋を綺麗に使っていれば未使用分は返ってくる。
とはいえ先にお金を渡す都合上、悪い家主に当たると某デカモーターのように意図的に傷つけるなどしてお金をふんだくられる可能性もあるので、退去時は部屋の写真を残しておくとよいだろう。
礼金は本当に0でよい。
礼金あるけどどうしても住みたい部屋がある場合、コミュ力に自信があれば値引き交渉をしてみるのもあり
今回は関係ないので省略した。
・備え付け家具の有無
過去に一人暮らしをしていた方は気にする必要は少ないが、初めて子供部屋を出る方はとにかく出費の多さに驚くと思う。俺も驚くと思うしもう驚いている。
そんな我々にとっての救世主が家具付き物件である。
洗濯機などの高い家電を買う手間や出費が省け、それらを運ぶための引っ越し業者への支払いも浮く。また、壊れてしまっても無料で交換してもらえることが多いのも安心。意図的に破壊するのはNG。
なお、そういった物件は家賃が高めに設定されていることがほどんど。まあ当たり前だよね。
今回は全物件備え付け家具ありだったので省略。
・設備
防犯カメラの有無や覗き窓、モニター付きインターホン、オートロックなど挙げればキリがないが、特に気になる設備があればマークしておこう。
○造り
主には木造か鉄骨造か。
前者は家賃は控えめだが災害(特に火災)には弱い。後者は災害には強いが家賃が高い傾向にある。
鉄骨造は騒音が気になりにくいという人もいるが、騒音は正直立地や隣人ガチャによるものの方が大きい。建物に信頼を全振りするのはよそう。
・間取り
いわゆる1LDKとかワンルームとか。
個人的には部屋が多い方がお得だと考えているが、掃除が面倒になる等で部屋が少ない方がいいという考えの方
なお、今回は全部1K、風呂トイレ別だったので省略した。
○広さ
今回はすべて1Kなので、Kじゃない部屋の広さを記した。
図中では左が㎡単位の広さ、右が畳単位の広さを書いたが、はっきり言ってこんなんで部屋のサイズが想像できるわけがないので、内見できる場合は内見をした方がいいだろう。
○(部屋の)空き
空室状況を記しておいた。
上からの生活音が気になる方は最上階、家の出入りが楽な方がいい方は1階がいい等あると思うので、条件は各々で決めてもらいたい。
○駅距離(分)
最寄り駅まで徒歩でかかる時間。
電車通勤する方や電車や駅ビルをよく使う方は駅が近い方がよい。ただし、駅に近いと家賃が高い傾向にある。また、騒音に悩まされたり、治安が乱れがちなので深追いは禁物。
なお、不動産屋の資料の駅距離はあくまで駅の出入口から物件の敷地の端までの距離、また、地図上の距離で計測しているので、例えば電車のホームが3階や4階にあったり、道中に坂があったりするとかなりズレが生じる。
通勤・通学で利用するなら実際に歩いてみるのもよい。
ガチ勢の方は信号の数なども把握しておくとよい。
なお、今回表には実際の駅までの距離を記録する項目を用意したのだが、面倒だったので計測しなかった。ゴメンチ。
○良点・難点
あらかじめ物件の特徴があれば記録しておくと決め手・避け手になる。
また、それらがメリット・デメリットとして見れるかどうかも重要。
例えば表中の「駅が近い」というメリットが「実は歩道橋を渡らなくてはいけないので思ったほど近くなかった」となるかもしれないし、「テレビ映りが悪い」というデメリットが「テレビそんなに見ないのでどうでもいい」という評価になるかもしれない。
○道の幅・道の混み
主に車ユーザー向け。周辺の道が幅が広く見通しがよいか。渋滞が頻発しそうではないかなどを確認しておくと通勤や遊びで車に乗る時に参考になる。
・街灯の多さ
主に電車ユーザー向け。街灯が多い方が夜も安心。
後半は書くことが雑になっている気がするが、文字通りすぎるため語ることが少ない。
○コンビニ・スーパー・D(ドラッグ)ストア
ネットが発達したとはいえ、まだ周辺に実店舗は必要不可欠。
個人的に必要だと思った店をラインナップしたが、本屋やゲームセンター、公園など他に近くに欲しい店や施設があれば追加・除外。こだわりがあれば特定の店舗にしてみるのも面白い。
最悪職場(または駅)から物件までの間にあれば買い物はできるが、急に必要になった時のために最低1件は欲しい。
○トイレ(借)
コンビニがトイレを貸してくれるかどうか。
インターネットに浸っていれば目にしたこともあるかもしれないが、治安がよろしくない地域ではコンビニがトイレを貸してくれなかったり、一声かけるよう張り紙がされているらしい。
豆知識として。
長くなってしまったが、早速物件の方を見ていきましょう。
…と言いたいのですが、第二の情報漏洩市を生み出すわけにいかないので、最初の表に下見の結果を追加したものを張りつつ説明しようと思う。
物件A
○駅から近い
○鉄骨造
△3件の中で1番狭い
△1階しか空いていない
△駐車場が陥没している(2,3台分くらい。結構深い)
×道が激混み
総評
とにかく駅から近い。ただ、その代償に物件前の道路はかなり混んでいた。流石に出勤に支障がありそうなので今回は見送った。電車メインならここ一択。
また、駐車場に正気とは思えないほど大きな陥没があった。放置されているのは駅チカ故に車所有者が少ないからなのか。
余談だが、ここだけ3階建てで、他2件は2階建て。
物件B
○2階(最上階)が空いている
△家賃が一番高い(1年でCと6万円差)
△駅からそれなりに歩く
△物件近くに一方通行道路
総評
3件の中ではバランス型の物件。
…と言いたいのだが、いかんせん家賃の高さが気になるのと、繁華街の方に一方通行道路があるのがなんとも言えない。
なお、家賃の割に周辺に店が本当にない。それぞれがバランスよく足を引っ張ってしまっている感がある。
物件C
○家賃が一番安い
○一番広い
○2階(最上階)が空いている
○近くにドラッグストアや中華料理屋、から揚げ屋など小規模ながら店が豊富
△駅から結構歩く
△テレビの映りが悪い(らしい)のにNHKに1100円払う必要がある
※車のナビがあるのでテレビがなくても払う必要はあるのですが一応
総評
家賃が安い上に広く、周辺には色々店があるのでQOLが高い物件といえる。
駅からは遠いが、逆に職場へは一番近い。駅からはホントに歩くので覚悟が必要。
テレビ映りが悪いとのことだが、私はテレビがなくてもいい人類なので問題ない。
電波受信全般がよくないのではと思ったのでみすてむを開いてみたが、とりあえず問題なさそう。よかった。ところで何が原因なんだ…
そんなわけで物件Cの2階に決めた。
というか行ってからはあっという間だった。
駅使う時は多分呑んでると思うので、頭冷やすためと思って頑張って歩きます。